【初心者向け】別リージョンにリードレプリカを作成し、スタンドアロンDBインスタンスに昇格してみた
はじめに
かつまたです。RDSから別リージョンにリードレプリカを作成し、スタンドアロンDBインスタンスとして昇格させる動作を行なってみたので手順をご紹介します。
リードレプリカと昇格とは
リードレプリカは、プライマリDBインスタンスの読み取り処理を分散するため利用され、プライマリDBインスタンスから非同期的にデータをレプリケートします。これにより、パフォーマンスの向上とスケーラビリティを実現できます。
また、プライマリDBインスタンスに障害が発生した場合、リードレプリカを昇格させることができます。これにより、DBの同期的なレプリケーション、自動障害検出、フェイルオーバーを実現することができます。
やってみた
ソースDBインスタンス作成
マネジメントコンソールの「RDS」→「データベース」から「データベースの作成」を選択します。今回は検証用のため、「エンジンタイプ」を「MySQL」、「テンプレート」を「無料利用枠」、「デプロイオプション」を「単一のDBインスタンス」と設定し作成しました。
リードレプリカ作成
1.作成したDBインスタンスを選択し、「アクション」→「リードレプリカを作成」を選択します。
2.作成するリードレプリカのリージョンを選択します。今回はオレゴンリージョンにリードレプリカを作成します。その他設定は今回はデフォルトとしました。
リードレプリカを昇格させる
作成したリードレプリカが存在するリージョン先に移動し、「アクション」から「昇格」を選択します。
2.以下画面からリードレプリカの昇格を実行します。
確認
コンソール上から昇格したDBインスタンスに対して動作確認を行います。
1.昇格したDBインスタンスのロールが「リードレプリカ」から「インスタンス」に変化していることを確認します。
- リードレプリカ
- インスタンス
おわりに
リードレプリカの昇格について手動で行い、学習することができました。さらに発展させて、カスタムLambda関数を用いた自動フェイルオーバーにより、リードレプリカの昇格を自動化する高可用性な構成が可能であると感じました。ご覧いただきありがとうございました。
参考資料
リードレプリカの作成 - Amazon Relational Database Service
リードレプリカをスタンドアロン DB インスタンスに昇格させる - Amazon Relational Database Service
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